金色のガッシュ2 5話
前回のお話はこちらから! 金色のガッシュ2 4話
「王様だよ…オルモ、王様だよ!」
「うん!」
少し背が伸びて、少し大人びたガッシュの姿がありました。
「い、痛いぞ…何故だ?ザケルは一番弱い術のはず。俺様が、ワイグ様がダメージを受ける術ではないはずだー!」
そう言いながら殴りかかるワイグ。そのパンチを受け止めたガッシュは、問います。
「この拳で、術の使えぬ者たちを殴ってきたのか?」
「おおう!その通りだなあ!」
ワイグは鉄球を使い攻撃を仕掛けます。
「この鉄球で、子供たちを守る者たちを、無慈悲に打ち抜いてきたのか?」
「おおよ!楽しかったぜー!ガキをかばうやつらを一方的に打ちのめすのはよ!だがそれでも、テッドとレインってやつはなかなかの攻撃をしてきたぜ!術なしでも俺の体にキズをつけるほどだ!奴らを倒すのに、お前の術も役に立ったぜ。ラシルドは奴らの拳ごと跳ね返してくれた。」
「まああいつらに関していえば、このワイグメイスが一番役に立ったがな。」
そういうと、ワイグは巨大な棍棒を取り出し、一振り、それだけで、床がボロボロに砕けるほどの破壊力でした。
「ガッシュ、奴はリーチがあるから近くにいた方が攻撃をよけやすい。右後ろ、懐、そして俺のサインに注意を。」
「ウヌ!」
二人のコンビネーション抜群の攻撃に、ほんろうされるワイグ。清磨は、隙を見てワイグの持つスーツケースを奪うと、「ザケルガ」「ラシルド」を取り返します。
―やつめ!最初から術を取り戻すための作戦か!?
「ワイグ!ガッシュたちの動きにガキどもはついていけてない!今ならやれる!
ギルはガッシュたちから離れたゼリィ達に狙いを定め、ワイグに支持を出します。
「清磨!その位置で良い!ラシルドを!」
ガッシュとゼリィ達にはかなりの距離があります。しかし、
「信じるぞ、ガッシュ!」
「ラシルド!」
いかずちの盾は、ワイグの攻撃からゼリィ達を守るのでした。
―なんだ、これは。なぜワイグがこうもやられている?人とパートナーを組むことで、ここまで強さが変わるのか!?
―あの本はヒトの心の力で、ここまでの脅威を作り上げるのか?
「セット!」
―なめていた。奴は魔界の王を決める100名の魔物の子の戦いを、最後まで生き抜いた一名。それが最強のパートナーと共に、生き返ったのだ!!
「ザケルガ!!」
金色のガッシュ2 5話
再開後、初陣は圧倒的な二人。ワイグを清磨の指示でほんろうし、見事勝利をおさめます。
「セット」の一言だけで、過去の熱い思いがよみがえりますね。
ですが、この展開だと、ガッシュはどのような術を使うことができるのでしょうか。前作では、一つ一つ新しい技を覚えていく、その成長が面白かったのですが、今回我々はすべて知っています。しかも、相手に奪われているものもある。
限られた技でどう立ち向かうのか、あるいは新技を覚えるのか。いずれにせよ、早く仲間とともに戦うガッシュが見たいですね!
それでは、また次回!
次のお話はこちらから!金色のガッシュ2 6話
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