57話「私は知ってる」
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一ゲーム目を取られた大喜は、二ゲーム目、反撃のため遊佐君にくらいつきます。しかし点差は、20-16で遊佐君リード。
シャトルを打つ音、コートを駆ける音だけがこだまする体育館。雛は、いまだにおずおずと大喜の試合をみるばかりで、瞳は不安げ。一方千夏先輩は、しっかりと試合を見つめ、その目は大喜を信じているようでした。
―私は知ってるよ。毎日朝練頑張ってたこと。最初は何となく、いつもいる子だなって思ってて、けどそれは、ほんとに毎日のことで。その子が早く来てたら、次の日負けじと早く行ったりして。
―わたしだってみてたんだよ。大喜くんも、自分の引退試合の翌日、練習してたこと。雨の日も、風の日も、どんな日も、歩みを止めなかったこと。私は知ってる。
針生先輩たち、バド部も応援に力がはいります。少しずつ、遊佐君の羽根についていけるようになってきた大喜。そして―
大喜のスマッシュが、今度こそ決まりました。
57話感想
今回はバドの描写がメインでした。しかし点がどう動いているかわかりにくかったので、白熱している感じは伝わりにくかったですね。
雛の観戦の仕方、千夏先輩の観戦の仕方に差があり、そのままヒロインレースの差を示しているようにも見えました。千夏先輩は大喜と昔馴染みだったようなほのめかしをしていましたが、単に「ずっと朝練にいる子として認識していた」と言う事なのでしょうか。それならそこまで強いカードではない気もします。
ただ、「大喜くんも自分の引退試合の後…」と言う発言、違う学年のバド部の引退試合の日程なんて普通知ってますか?相当気になっているのでは、と推測できますが、どうでしょうか。お互いその頃から意識しあっていて、千夏先輩は大喜のことを知っていたからこそ、同居する選択ができたのかもしれません。
というわけで、次週はいよいよ決着か?それでは、また次週。
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