アオのハコ70話「ワクワクイベント」
前回のお話はこちらから!アオのハコ69話
「秋合宿?」
冒頭、バド部員と話す菖蒲は、そんなことを聞きます。どうやら、バド、バスケ、新体操の三部活が合同で合宿を行うよう。そのイベントを、千夏と帰国子女の男バス部員、大喜と雛を近づけるチャンスととらえる菖蒲。
そのイメージを膨らませて、一人ルンルンしながら体育館へ向かうと、そこには練習する大喜が。
「もしかしていのたって、そこそこ強い?」
と、おもわず部長に聞いてしまうほどしっかり見入ってしまいます。
「部内じゃ強い方だぞ。それこそこの前遊佐君に勝ってたし。」
「えっ!?手足に重りでもつけてたんじゃないの?」
そんな会話で、すこし大喜のことを見直す菖蒲。
が、そんなことを知る由もなく、大喜は一人自分のプレイを振り返っています。
―この前の練習試合から、ますます調子あがってる気がする。なのに…最近試合してくれないんだよな。
そう思いながら、針生先輩の方を見るのでした。
「いのた!教員室にシャトル取りいこー」
「俺休憩を…」
「ほらいくよっ」
休む暇も与えず大喜に声をかける菖蒲。その様子を、チラリと見る雛と千夏先輩。
「ナツ!新しい顔よ!」
「松岡くん」
「相変わらずぼーっとしてんな」
「そんなことないよ」
そんな大喜に夢中の千夏先輩に声をかけたのは、帰国子女くん。恋する男の子の顔をしていました。(筆者調べ)
一方の大喜は、菖蒲と教員室へ向かいますが、途中で菖蒲が次々と男子生徒に声を掛けられます。
「知り合い多いね」
「あー、どっちも元カレ。」
思わず口を開けてしまう大喜。
「恋多きことで素晴らしいですね」
「恋多きって言うか、私のこと好きって言ってくれる人が居たら、とりあえず付き合うでしょ。単純に私のこと好きって言ってくれるのって、有難いじゃん?」
「その時は好きじゃなくても、付き合ってみたら好きになるかもしれないし、なら試してみよって思うでしょ。」
「…確かに、告白されると、意識するよな」
大喜は、自分のことを思い出しながらそう言ったのでしょうか。
その言葉に、菖蒲は一人「こりゃいけるぞひなっち!」と頬を緩ませるのでした。
場面は変わり、女バスが秋の合宿について話しているところ。
「知ってる?キャンプファイヤーのジンクス。最終日の夜にキャンプファイヤーやるじゃん。その時告白すると、二人の火も燃え上がり、ラブラブカップルになれるって話。」
その話を聞いた千夏先輩は、一人うつむきます。
そして、合同合宿が、いよいよ始まろうとしていました。
アオのハコ70話感想
今回も匡はでてきませんでした。早く菖蒲と絡んでほしいところです。
さて、次から合同合宿編と言うことで、めでたい巻頭カラー!菖蒲がどれほど動くかが、一つのカギになってきそうですね。
可能性としては、
- 帰国子女が千夏先輩に告白
- →大喜目撃
- →菖蒲が花恋さんからの情報を伝えて大喜撃沈
- →雛もう一度告白
- →二人付き合う
- →千夏先輩は告白断ったのに手遅れ
とかですかね。この漫画でそのような重めのすれ違い展開をやるとは思えないのですが…告白された雛、への想いが募るフラグも立てているので読めません。
あるいは、それでも大喜の想いは変わらず、千夏先輩と親睦を深める可能性もあります。しかしそしたら、菖蒲の存在意義もありませんし、雛は消えてなくなってしまいますから、波乱があるのは間違いないことでしょう。
個人的には、針生先輩の心情が気になりますね。遊佐君に敗けて、スランプでしょうか。その描写ほしい…誰も求めていないんだろうけど。
さて、秋合宿、楽しみにしてまいりましょう。それでは、次週。
次のお話はこちらから!アオのハコ71話
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