【アオのハコ】最新話 52話の詳細なネタバレと感想、考察まとめ

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52話「見たいでしょ」

前回、千夏先輩にむかって、「大喜に告白しました。」と宣言した雛。千夏先輩はその言葉に、慌てる様子もなく、「そうなんだ」と返します。その余裕に、むしろ雛のほうが慌てて、「同居してる千夏先輩には話しておいた方がいいかと思って」と言います。

「それなら、一時的に今は別のところに住んでるんだ。」

千夏先輩のまさかの言葉。

「へぇ」

とだけ答えた雛は、思わぬ内容に驚きだけでなく、どこか嬉しそうな表情をにじませてしまいます。そして、すぐにコピー機の前から退散します。その後ろ姿を見送った後、千夏先輩は…一人壁をじっと見つめるのでした。

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さて、一方の大喜は、部活に励みます。部員の仲間に「上手くなってる」と言われるも、どこか焦りを覚える大喜。すると、練習試合の話が顧問からされました。相手はあの佐知川高校。大喜がIHで敗けた遊佐君がいるところです。焦りの原因は、その遊佐君だと気づく大喜。一人静かに気合を入れるのでした。

その後、ランニング中に雛と遭遇する大喜。二人は一緒にランニングしながら、雑談を交わします。そんな中、どこからか練習試合の噂を聞いた雛は、「応援に行く」と宣言します。

「いいよ、ただの練習試合だし」

「でも重要な相手なんでしょ。前に大喜が負けた相手だって…そんな相手だったら、黄色い声援が必要でしょ?それに、」

「好きな人の頑張ってる姿は、見たいもん」

その言葉に思わず雛の方を向いてしまう大喜。そこには、雛の真っ赤な顔がありました。

「急に振り返らないでよ!前見て走らないと事故るでしょ!」

勇気を出して言った雛の言葉は、しっかりと大喜に届いているようでした。

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さて、翌日の朝練。いつも通り、千夏先輩と顔を合わせる大喜。

「気合入ってるね、今度の練習試合のため?土曜日だっけ。見に行くからね。」

「そんなわざわざ見に来てもらうようなものじゃ…公式戦っていうわけでもないですし」

「いや、みたいでしょ」

昨日の雛の言葉と重なり、思わずドキッとしてしまう大喜。なぜ、見たいのか。それはもしかして…

「俺には止める権利もないので。」

「うん。見に行く。朝練仲間の勇姿は、見届けないと」

それが理由なのか、果たしてそうではないのか。気にする間もなく、朝練を始める千夏先輩につられ、スマッシュを再開する大喜でした。

アオのハコ52話感想

今回も複数視点からのストーリー展開でした。まず冒頭は、大人な対応を見せる千夏先輩。雛は「千夏先輩は大喜のことをどう思っているか」気になっていると思いますが、あれだけ冷静に返され、同居もしていないことなどを告げられると、「千夏先輩は何とも思っていないのでは」と勘違いしてしまいそうですね。

しかし雛が去った後の先輩を見れば、強がりだったことが一目瞭然でした。千夏先輩、告白のことは知っているし、大喜が付き合っていない(フッたか保留かは知らない?)ことも知っているはずですが、今後どのように動くのでしょうか。

それと、個人的にすごく嬉しい大喜のライバル描写。この作品はスポーツも取り入れているからこそ爽やかさ、青春の色があると思っているので、遊佐君の登場は待望でした。

雛と大喜の絡みも良かったですね。顔を真っ赤にする雛は、さすがに可愛いが過ぎました。あれに惚れない大喜は、どうかしてます。

そして最後、朝練仲間とごまかした千夏先輩ですが、間違いなくそれ以上の感情があるはず。練習試合で雛と千夏先輩が出会って、どんな化学反応が起こるのか、注目です。

雛が堂々と応援して、千夏先輩が焼きもちを焼いて何かアクションするのか。大喜は試合に集中してほしいです。

それではまた次週。

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