今週のアオのハコ 最新話 ネタバレあり感想 40話「かっこいいのは」

アオのハコ

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今回も、週刊少年ジャンプにて連載中のアオのハコ最新話のネタバレ、感想を書いていきます。

40話「かっこいいのは」

バレンタインデーのカラー絵から始まる今週の話。

場面は引き続き、針生先輩VS兵頭さんの試合です。針生先輩は必死に食い下がりますが、ファーストゲームは兵頭さんに取られてしまった様子。

―そういうところだぞ、針生。今のもプッシュできたはずなのに、慎重になりすぎて守りのプレーになっている。負けるイメージが、染み付いている。

兵頭さんは、針生先輩のプレーに思うところがあるようでした。一方針生先輩の恋人である花恋さんは、1ゲーム取られたことに不安そうな表情をします。

「1ゲーム取られちゃった…まだ勝てるんだよね!?」

そんな不安そうな花恋さんのことを、針生先輩はチラリと見やるのでした。そして、花恋さんと会った時のことを思い出します。

小学五年生のころ、針生先輩が通っていたスイミングスクールに入会した花恋さん。それが二人の初めての出会いでした。その頃から美人でしたが、水泳はかなり苦手だったようです。ジタバタと水中でもがく姿に、針生先輩は思わず声を掛けました。

「なあ、なんでわざわざスイミングスクール通ってんの?苦手なことわざわざやるなんて、恥ずかしいだけだろ」

すると花恋さんは、針生先輩の腕をつかんでこう言います。

「じゃあ教えてよ!恥ずかしくてかわいそうって思うなら教えてよ!そのためにここに通ってるの!泳げないと困るんだよね!イルカさんと泳ぐって夢のためには」

そのおとぎ話のお姫様のような発言に、思わずあきれる針生先輩。ですが、花恋さんはさらに続けます。

「それとさ、自分が「やった!」って思うまでやってないのに、苦手って言うのもなんだか嫌だなって。今までの私が苦手なことが、未来の私も苦手とは限らないでしょ

その言葉は、幼いころから大抵のことがある程度できた器用な針生先輩にとって、衝撃だったようでした。そして、家が近かったこともあり二人は遊ぶようになり、そこからもお互いを励まして、何かあったら報告するような関係になっていきます。

そして、先週花恋さんが言っていたシーンで、花恋さんから告白して。実はそのことに、針生先輩は胸を痛めていました。相手の邪魔をしてはいけないと言い訳して、自分から好きと伝えられなかったのが情けなくて。守りに入ってしまう自分が。

そんなことを思いながら、針生先輩は兵頭さんに対峙します。

―かっこいいのは、いつも花恋のほうだ。そんな彼女がいるのに、ここでかっこいいところ見せないでどうするんだよ

そして、ついに。兵頭さんから、1ゲーム取り返すのでした。

感想

今回は、針生先輩と花恋さんの馴れ初めを針生先輩サイドから見てみる回でしたね。それぞれ相手を思っているからこそ、一歩踏み出せないもどかしさを感じていました。

ストーリー的には過去の回想がメインなのであまり進んではいませんが、兵頭さんから1ゲームとったのは針生先輩の成長を感じます。次で決着がつきそうですが、もう少し描写を試合に割いてくれてもいいと思うのですが…おそらくその意見は少数派でしょう。

そして、花恋さんはやはり全国レベルですね。苦手なことはやらずに逃げるのではなく、ぶつかってできるようになる。「未来の私も苦手とは限らない」というのは、まさしく努力する人へのエールとなるような言葉です。

次回、針生先輩の試合の結末はいかに。

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