84話「どんな気持ち」
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前回、中学の頃の同級生と遭遇し、「全国制覇は諦めたんだ」と言われた千夏先輩。しかし、はっきりと「諦めてないよ」と言い返します。
それに対して、ユメカは「そっか、ナツ要領よかったもんね。プライベートも充実させて、ほんとご立派ですね。」と嫌味。
しかし、同行していた彼氏がそれを止めて、結局そのまま連れて行くのでした。去り際、大喜をにらみながら。
「今のって…」
「昔のチームメイト、中学までは栄明にいたんだけど。高校から他校行っちゃって」
そう説明する千夏先輩。
「さっきの、千夏先輩ならできますよ。全国制覇」
大喜は、そうハッキリ言います。その言葉に、千夏先輩は堅かった表情を和らげながら
「当然」というのでした。
帰りの電車でも、妊婦さんに同時に席を譲ろうとする二人は行きぴったりでした。そうして、二人のデートはおしまいです。
再び舞台はアオのハコへと戻り、練習に励むそれぞれ。大喜たちがクリスマスにバスケ部はウインターカップがあることを話していると、部長の西田が、バド部も「今年は練習だぞ」と言います。
針生先輩とウエイトルームで一緒になった大喜は、ユメカのことを聞いてみます。
「久々に聞いたぜ、あの嫌味大臣の名前。」
と針生先輩が嫌な顔をするほどの相手のようです。
「チーってすっげえ早くから朝練してるだろ。言ってたよ、夢佳に追いつくためには、このくらい当然だよって。」
あの千夏先輩は、夢佳さんがいたから…そう思う大喜。
そんな仲なのになんであんなことを言ったのか、答えは出ませんでした。
場面は変わり、大喜は歯を痛めたため歯医者に行くことに。いつも行っていたところが閉業してしまったため、別の歯医者に行くと―
受付で、ユメカとばったり遭遇するのでした。
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