第二話
第一話はこちらから!
前回、「ゼリィ」と言う魔物の子を助けるため、ラストで登場した清磨。
「どきな、俺の目的はあのガキ共だ。」
ゼリィ達を追っていた魔物が、清磨にそう言います。
「だめだ。どかない。あの子たちには指一本触れさせん。」
そう、強気に返す清磨。
「ハッ、度胸があるというよりは馬鹿だな!死んでも治らねえ大馬鹿だ!」
そういいながら清磨を攻撃する敵。しかし、それは清磨には当たりません。その後も、次々と相手を翻弄する清磨。ガッシュとの戦いを経て培った瞬時の判断力で、圧倒的な力の差を誇る相手にも負けじと立ち向かいます。そして、戦いながらある疑問を抱いた清磨。
「お前は…魔物じゃないな。何者だ?」
と、それに応える敵。
「面白れえ、面白えなお前。さぁ、おれは何者なんだろうな。とりあえず、俺はワイグと呼べ。それが俺と言うカードの名前だ!」
そして、何者かが人間の文字ではない言葉で書かれたカードを動かす描写がされました。そう話している間もなく、清磨は次々と相手の攻撃を避けていきます。しかし、少しずつ動きが鈍り、ついには直撃。それでも、何でもないように立ち上がり、両手を広げ道をふさぐ清磨。
「そうか、お前、魔界の王を決める戦いのパートナーだな。」
と、相手のうちメガネを掛けた方が、不意に清磨にそう言います。
「なんだ、パートナーって。」
それに、もう一人の、「ワイグ」が尋ねます。
「例の本も絡む案件だ。魔界の王を決める伝統行事。お前、どんな魔物がパートナーだった?」
「ガッシュ・ベル。俺のパートナーの魔物は、魔界の王ガッシュ・ベルだ」
「ハハハハハ!!道理で俺を観てもビビらねえわけだ!良いことを教えてやる。あいつは死んだ!民を見捨てて負けを認めて死に去った!!みじめな死に際だったぜぇ」
しかし、当然清磨はその言葉を信じません。
「だまれ。ガッシュはみじめな死に方などしない!ガッシュが民を置き、お前たちに敗けるわけがない!」
と、ワイグは口で言っても信じないと清磨に「あの技」を繰り出します。それは、第一話でゼリィ達にラシルドを使ったような、謎の瓶からの攻撃でした。
「ザケルガ!!」
「何!?…嘘じゃない、これは、俺が知ってるガッシュのザケルガ…何故あいつが!?」
それを最後に、清磨の姿は見えなくなるのでした。
「バカが。あのガキ共は逃がしたな。」
「だがあのムカつく奴は殺した。」
「なんにせよ、これで魔物のガキ共の手がかりは無しだ。次どうやって探すんだよ。バーカ、バーカ、筋肉バーカ。」
----------------
「そうか、お前も魔物なんだな。助かったよ。ありがとう。」
清磨は、ゼリィ達と共に動いていた、犬の魔物によって間一髪助けられていました。その目に、涙を浮かべて。
感想
敵の全貌はまだ見えない中ですが、「カード」が一つのカギになってきそうですね。どうやら敵はこの二人だけではなく、他にもたくさんいる様子。そして、その手によって魔界はボロボロにされてしまいました。
ガッシュを信じる清磨も、敵がザケルガをつかったことで心が揺らぎます。流石に死んでしまっていることは無いでしょうが、謎は深まるばかりです。
現状の疑問点としては、
- そもそもなぜ魔界が攻撃されたのか
- 例の本、と敵が口にしていることから、それが何らかの要因?
- ガッシュたちの生死。
- 「カード」と言う意味と敵の存在、どのような組織なのか
- なぜガッシュたちの技を使えるのか
- 元ガッシュたちのパートナー(フォルゴレ、恵、ナゾナゾ博士ら)の現在
この辺りですね。とにかく、これは話を進めないとわからなそうなので、早く次が読みたいところです。
細かいところでは、清磨が立ちはだかるとき、勝手にウォンレイが重なったのは僕だけでしょうか。早くこっちも熱い技を繰り出してほしいですね。
それでは、また次回!
次のお話はこちらから!金色のガッシュ2 3話
コメント