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47話「8月26日③」
前回、トラブルにより急遽千夏先輩と外泊することになった大喜。親には友達と一緒だとごまかしますが、実際は二人きり。部屋は一つしか空いていませんでした。しかし、ドキドキする大喜の気持ちを知ってか知らずか、お風呂上がりの千夏先輩はありとあらゆるボードゲームやカードゲームを持ってきます。
「せっかくの泊りなんだし、夜通しボードゲーム大会!」
はつらつと言う先輩は、既にやる気マックスでした。と、そこに渚さんからの通話がかかってきます。突然のことに驚く大喜ですが、内容はハッピーバースデーと、元気がなさそうだった千夏先輩を励まそうとしてのもの。しかし千夏先輩の表情が明るくなっていることをビデオ通話で確認すると、大丈夫そうだと通話を切るのでした。
通話が終わると、大喜は花火大会のことを切り出します。
「実は俺、花火大会のことで千夏先輩に謝りたいことがあるんです。家で話してた時、皆で行く、って言ったのに、当日匡も熱出してこれなくて、皆ではなかったから。だからごめんなさい。」
それに対して、「私も許してほしいことがある」と言う千夏先輩。
「良くないこと」って言ったの、撤回させてほしい。大喜くんに対して失礼だったと思う。それに……だから、私もごめんなさい。」
「わざわざ謝らなくてもいいのに。でもこれでお互い様ですね。」
そしてひとしきり遊んだあと、二人は眠りにつくのでした。翌日、千夏先輩が目を覚ますと、布団ではなく椅子で寝ていた大喜。そんな大喜の寝顔をほほえましく見守りながら、「おはよう、17歳の私」と言う千夏先輩でした。
47話感想
さすがに千夏先輩と大喜が二人でいなくなり、ごまかせるの?帰りはどうしたの?いろいろと疑問は出てきますが、それに触れても仕方ないので割愛。
今回のメインは、大喜と千夏先輩が自然体に戻れたこと、千夏先輩の「……」の意味。仲直りできてよかったですが、また雛は大きく水を向けられました。キープされているサブヒロイン、不憫でなりません。
そして、…の意味ですが、大喜への恋心からくる何か、と考えるのが自然ではないでしょうか。千夏先輩ももっと大喜と親しくしたい、距離を置きたくないと思っていたのでしょう。
新学期になり、大喜たちの展開にどんなドラマが巻き起こるのか、今後も期待です!
それでは、また次週。
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