【アオのハコ】最新72話のネタバレ、感想まとめ!合宿二日目。

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アオのハコ72話「ぐるぐる」

前回のお話はこちらから!アオのハコ71話

―俺の好きな人は…」

前回ゲームで好きな人に愛を叫ぶ、という罰ゲームに当たった大喜。両隣に千夏先輩と雛がいる中、大喜は選択を迫られます。が、そこで匡が一言。

「遊佐くんだニャン。大喜、行きのバスでも夢で見るくらい隙みたいで、だから守屋さんと三角関係にゃん。」

そういいながら、菖蒲にアイコンタクトをおくる匡。それに気づいたのか、「いのたには負けないんだから!」と答える菖蒲。そこに先生がやってきて、その日はお開きとなるのでした。

「さっきありがとう」

「別に誰もガチな答え求めてなかったろうし。でもお前さ、さっき迷っただろ。」

匡はそれだけ言うのでした。その後、布団に入ってそのことを考える大喜。千夏先輩のことが好きなのは確か。だけど、雛に告白されて、ドキドキさせられることもあって、菖蒲の「好きって言ってくれる人と付き合う」と言う話も、理解できて。頭がぐるぐるかき回される大喜でした。

結論は出ないまま、次の日に。しかし、部活のことは切り替えて、また元気に臨む大喜。すると、宿舎に雛の忘れ物が。友達だからと届けようとする大喜ですが、新体操部を乗せたバスは丁度出発したところ。全力ダッシュで追いついて荷物を渡した帰り道、ジョギングする千夏先輩と帰国子女くんとすれ違います。

何も言葉は交わさなくとも、少しうつむきがちになる大喜でした。

合宿中は食事もトレーニング。バド部は大喜、匡、針生先輩、西田部長の四人で一心不乱に食事をします。

「もう少しお行儀よく食べてくださいよ。男バスみたいに」

菖蒲がいう男バスの方は、千夏先輩と渚さん、それと帰国子女くん含む男子バスケ部が一緒にテーブルを囲んでいました。

食事後、一度部屋に戻った大喜。すると、廊下で千夏先輩とすれ違います。

「お疲れ様です!」

「お疲れ様―ねえ、肘、どうしたの?」

すれ違いざま、服の裾を掴まれてそう言われる大喜。どうやら大喜の肘のケガが気になったよう。

「ああ、これ、さっきこけちゃって。」

「ちゃんとカットバン貼らないと」

「平気ですよ」

しかし、千夏先輩はカットバン(絆創膏)を取り出すと、大喜の肘に貼ります。

「持ち歩いてるんですか」

「私も良くケガするから…」

そして張り終わると、仕上げにっ、と言って何やら絵を描きだした千夏先輩。そこには、fightと言う文字と、イノシシの絵。それを書き上げると、「そろそろいかないと」と行ってしまいました。

先ほど食事をしていたグループに戻っていく千夏先輩の背中を、大喜はただ見ているのでした。

72話感想

最後のあおりで、「そのやさしさで、僕は迷路に迷い込む」とありました。これは良くないですよね、あおりで「大喜の心情は千夏先輩に固まっていない」ことが明確になりました。作中では「ぐるぐる」と書かれ、コーヒーとミルクが混ざり合う描写がありました。恐らく千夏先輩と雛に対する感情が混ざり合っていることの比喩だと思われます。

作中でそう描かれたからと言って、あおり文で大喜の気持ちを勝手に書いてしまうのはさすがにいただけませんよね。物語の部外者が、しかもバトルものとかギャグとかではなく恋愛ものの一番心理描写が重要なジャンルでこれはよくない。と個人的に思いました。

「迷路に迷い込む」=どっちつかずの状況になるというのは作中からも当然読み取れますが、その前の「そのやさしさで」が問題。千夏先輩が優しくするから、決めきれず迷路に迷い込んでしまう、と取れます。これでは、雛に決めきれない、と言っているようなもの。よくないです(N回目)

さて、また次回予告の欄では「二日目の夜、千夏が―」と書かれていたので、まあ何かあるのでしょう。

ですが、今回の冒頭も、前回から引っ張って結局肩透かしを食らうアオのハコの悪いいつものパターン出てます。これなら合宿の過酷なバド描写と、針生先輩が戦ってくれないところの掘り下げを描いた方がいいです。個人的に。

面白い作品なので、薄めるようなことはしないでほしいですね。

それでは、また次週。

次のお話はこちらから!アオのハコ73話

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