今週のアオのハコ感想! 週刊少年ジャンプ感想、考察、ネタバレ

マンガ

今週もアオのハコ感想を書いていきます。それでは、スタート!


17話

前回のあらすじ

大喜と千夏がお互いを支えに部活を頑張っていることを知ってしまった雛。自分は一人で大丈夫、と決意するも…

またミス…最近多いよね

蝶野さん体調でも悪いの?

周囲にそう心配されるほど演技の質が落ちてきてしまった雛。

しかしそれでも、大喜と仲良くして千夏先輩が引いて(たぶん身を引くとか、距離を置くという意味の引く)しまわないようにと、極力接触を減らそうとします。

しばらく親友はおやすみにしよう

そう一人思うのでした。

追い打ちをかけるように、教頭先生からの激励。

演技の調子はどうかと聞かれ、「問題ないです」なんて答えるも、実際はその重圧と一人闘っていました。

私はそんなにすごい人じゃないのに普通の高校一年生なのに

こんな時はバカまっすぐで前に進むようなことしか考えてない奴と軽口を叩きたい

そう大喜の事を考えてしまいます。

体育館で大喜の顔を見るだけで、ほっとしてしまう雛。その気持ちを押し殺すように、胸をぎゅうっと抑えつけます。

そして悲劇は続く。部活後、同じく部活が終わった男子生徒にぶつかられ、なんと足首をひねってしまいます。

どうしよう 捻った? テーピングすれば

どうしようでももし痛みに気を取られて…ただでさえ調子悪いのに

どうしよう

いくら全国大会レベル、いつもは自信満々の雛とはいえ、こうもいろいろと事が起こってしまうと頭の中はぐちゃぐちゃ。そこへ来たのは―

立てるか

大喜でした。

一緒に保健室に行こうと言う大喜。しかし雛は、千夏先輩に見られたら、とそれを断ろうとします。

「世界の中心はこの雛さまだから!」みたいな顔しといて肝心な時に余計なこと考えすぎ

いまは雛の事一番に考えていいんだぞ

大喜のその言葉は、今の雛にはあまりにも救いの言葉でした。と、同時に、とどめの言葉でした。

やめてよ

やだよ

気づきたくないんだって

名前のないその気持ちに、彼女は―

感想考察

雛の深堀が着々と進んでいるここ数週。

このままいくと読者皆雛派になってしまいそうな勢いですが、大丈夫でしょうか。

まず冒頭、やはり大喜と千夏のことが気になってミスをしてしまう雛のカットから始まります。前回のお話で涙を見せた雛ですが、やはり精神的にダメージを負っているようでした。

しかしながら、周囲はそれを許しません。誰にだって調子が悪い時くらいあると思うのですが、勝手に心配したり、勝手に期待したり、高校一年生の蝶野雛という女の子に背負いきれないほどのものを乗せていきます。

そんな時、雛にとっての心の支えは、大喜でした。ずっと前から、好きだという自覚はないながらも好きな気持ちを持っていたんだと思います。本当に切なさが増しますね…

さて、一方の大喜サイドは、雛の態度の理由がいまいちわかっていない様子。親友匡君はたぶん察していると思うんですけどね。

それでも雛のけがのとき、一番に寄り添ってしまう大喜。無自覚ほど罪なことはないなんて言いますが、全くこいつは…

また、千夏先輩サイドが全く描かれていないのもポイント。雛のターンが無限に続いてしまいそうですが、千夏先輩はいつになったら無双を始めるのでしょうか。

これで雛エンドだったら歴史に残る作品になりそうですけどね。

さて、雛の大会の結果の予想ですが…まあうまくいかないだろうな、と。いろいろ障害がありながらもなんとか結果を勝ち取る、という展開もなしではないですが、サブヒロインという立ち位置的においしいのは圧倒的にうまくいかない方です。ごめんよ、雛…

まだまだ雛が大喜への気持ちをどう処理するかはわかりませんが、次も期待したいです。

それではまた次週。

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