アニメ映画最新作 アイの歌声を聴かせて ネタバレなしの率直な感想!

アニメ

今回は、現在公開中のアニメ映画、「アイの歌声を聴かせて」を視聴しての感想を書いていきたいと思います。

それでは、さっそくどうぞ。

あらすじ

景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった!
シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。

彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv興津和幸)、気の強いアヤ(cv小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。

しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。

ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!

アイの歌声を聴かせて公式サイトより

あらすじは、王道の青春ものテイスト。実際に視聴してみても、その期待を裏切らない爽やかな出来になっていました。

ですが、このあらすじは少し安っぽいかなとも思ってしまいます。この書き方だと、読んだ何人かは「ドタバタコメディ系かな?」と受け取る気がします。もちろんその要素もあるのですが、、それだけでなく、しっかり青春や葛藤、感動も丁寧に描けているのです。

作品のつくりについて

映像について

特に光の描写が美しく、それだけで映像作品として評価できるレベルでした。さすがにかの新海誠監督には届かないと思いますが、十分心奪われる演出、クオリティだったと思います。中盤から終盤に入る部分のシーンは必見です。

ストーリー構成

どこかの感想でも目にしたのですが、時間内に過不足なく綺麗に収まっていたと思います。「ちょっと感情移入しにくい」とか、「展開早すぎてついていけない」とか、「だらだらやりすぎ」とか、そういった悪い印象は受けませんでした。

万人受けするかと言われるとわかりませんが、わかりやすく、王道よりのものになっていたので、子どもから大人まで十分に楽しめると思います。はっきり言って、今夏公開された「竜とそばかすの姫」よりも整合性のとれた(と多くの人が受け取る)物語になっていたかと思います。

キャラクターについて

まず声優さんの演技は文句なしでした。どのキャラも活き活きとしていて違和感もなく、作品に集中できました。それぞれの悩みも、二時間ほどの枠の中で見ている側にわかる程度には描写されていましたし、変に大人っぽすぎたり子供っぽすぎたりすることなく、等身大に描写しているようでした。

AIである「アイ」は、最初こそめちゃくちゃでこっぱずかしさを覚えましたけど、物語が進むにつれて次第に感情移入してきて、よかったです。

ただお母さんだけは、ちょっと…という感じでしたが、まあそこは人間味がでていているということで。

歌について

この作品の目玉でもある「歌」。正直に言いますが、かなりすごかったです。最高レベルでした。

また竜そば、の話になってしまうのですが、あの作品も歌を一つのモチーフにしたものでした。その時も、「この音楽はすごいな」なんて思ったのですが、それと比べてもそん色ないレベルの歌声を聴くことができました。

劇場をでて、流れるように検索するレベルです。いや、ほんとに素晴らしかった。

全体的な感想

大どんでん返しや息もつかせぬ展開が見たい人にはやや物足りなさを感じるかもしれないとは思いました。ですが全体的にきれいにまとまっており、ストレスなしに見ることができる作品。音楽や映像美だけで見る価値あり、特に音楽はとてもすごい。

お金を払ってみて損はなかったと思わせてくれる、良作でした。時間があればまた見たい。

終わりに

というわけで今回は、「アイの歌声を聴かせて」についての感想でした。

みようか悩んでいる人の参考になれば幸いです!それでは、また。

竜とそばかすの姫の考察、感想レビューはこちら

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