注意:この記事は若干のネタバレを含みます
以前漫画を紹介したので、今回はおすすめのアニメをご紹介したいと思います。
というわけで、さっそくどうぞ!
ここじゃないどこかに行きたい
まずはあらすじから。
高校二年生の女の子、玉木マリ(たまきまり)は、漠然と「青春」をしたいと思いながらも一歩踏み出せないでいた。
そんなある日、キマリは駅で100万円という大金を落とした同じ学校の同級生、小淵沢報瀬(こぶちざわしらせ)と出会う。
そのお金を渡すことから知り合った二人は、報瀬の「南極に行く」という夢へ向け動き出す。
キマリが南極行きの資金を稼ぐために始めたアルバイトで、学校へ行っていない同じく高校二年生、三宅日向(みやけひなた)と出会い彼女もいっしょに南極へ行くことに。
さらに高校一年生で人気子役の白石結月結月も加わり、四人の南極への旅が幕を開けるのだった―
本作は、でてくるメインキャラクターの四人全員が主人公と言っても過言ではないです。それくらい、各キャラが生き生き描かれています。
四人がそれぞれ悩みを抱え、苦しみながら、成長していく、それだけで好きな人には刺さる作品です。
例えば主人公の通称キマリについて挙げるなら、彼女は漠然と「ここじゃないどこかへ行きたい」という想いを抱いていました。
そこに突然南極へ行きたいという少女が現れたのですから、まあある意味幸運でしょう。
ですが、学校を何か月も休み、周りに冷ややかな目で見られながら、バイトをしてお金をためて、という行為はずる休みすらしたことのないキマリにとってはとてもハードルの高いものでした。
それでも、葛藤の末南極行きを決断する。ここではないどこかへ行くために。
まさに、「青春」って感じがする、爽やかな作品です。
魅力①繊細かつ爽快なストーリー
この作品の魅力は何といってもストーリーです。女子高生アニメというと、ストーリーよりもキャラ重視というイメージをどうしても持ってしまいがちです。実際、僕もそれを敬遠してなかなか手を出していませんでした。
ですが、その予想をいい意味で裏切ってくれる、青春をそのままアニメにしたような爽快かつ綺麗なストーリー。キャラの心理描写もセリフ、カットともによく考えられているとても繊細なつくり。正直文句のつけようがありません。
ただの女子高生アニメではない、一つの物語としての魅力がこの作品にはあります。
魅力②豪華声優陣
正直これは魅力に含むか迷いましたが、まあアニメを選ぶ基準として声優を見る人も少なくないと思うので、魅力と言っていいでしょう。
水瀬いのりさん、花澤香菜さん、井口裕香さん、早見沙織さんらそうそうたるキャストがこの作品を支えています。
なにがいいって、ただ有名声優を起用したってだけじゃなく、しっかりそれぞれのキャラにあった声なんですよね。
キマリの少し抜けてるけど元気な声。
報瀬の芯が強くまっすぐな声
日向の明るい声と切なそうな声。
結月のツンとすました声とあどけない声。
これ以上ないキャスティングだったと思います。結果論ではありますけど。
魅力③南極という果てしない舞台
女子高生が南極へ行くという途方もない設定。だからこそ壮大で自然の美しさを感じる。見る人が想像もできないような、触れたことのないような舞台だからこそ、この作品はここまで魅力あふれるものになったのだと思います。
女子高生、アメリカに行く。とか、女子高生が○○へ行く、だと、先にも言いましたが物語というより日常アニメ寄りになってしまったと思います。
作中にキマリが、この四人なら南極でなくても、北極でもよかった。というような趣旨の発言をするシーンがあります。けれど僕があえて言わせていただくと、南極という宇宙よりも遠い場所を舞台にしたことで、非日常が青春という日常の一ページになり、視聴者に熱烈な印象を与えたのだと思います。
終わりに
というわけで今回は、宇宙よりも遠い場所についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
もし気になった方は、ぜひ彼女たちと一緒に、宇宙よりも遠い場所へと赴いてみてください。
それではまた。
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