アオのハコ 24話 インハイのその後、雛は…千夏先輩は… 感想ネタバレあり!

アオのハコ

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24話


前回県予選で敗退した大喜。
無情にも告げられるカウントはストレート負け。

まだその事実を受け入れられず、負けたのか、と一人思う大喜。

それを観客席で見ていた雛。そこへ匡たちバド部がやってきます。

あれ、終わったの?
匡くん…ねぇまだ試合あるんだよね?
ブロックごと総当たりみたいな!

それに答える、匡の隣にいたモブの子。

ないよそんなの

でも…大喜、頑張ってたのに…

君も選手ならわかるでしょ
頑張ったから
努力したからでは評価されない
それがスポーツだろ

それがスポーツの世界です。

そして、会場外のベンチで大喜を見つけた雛。声をかけようか否か、迷ってしまいます。

声かけろよ
だるまさんが転んだでもやってるのか

そんな子供っぽいことしません!

いつもしてるだろ

そんなこといっていいのかなー、せっかく差し入れ持ってきたのに

え、本当に弁当作ってきてくれたのかよ

そうおもったけどめんどくさいから市販のお菓子とか!

生き延びた~

いつも通りの会話。

けど。大喜はやはり少し落ち込んでいます。

めんな、わざわざ持ってきてくれたのに

…別に良いけど。

正直俺の実力じゃIHは難しいって考えることもあったんだけど…

目標が高い方が頑張れるって言うか
実際上手くなったと思うし

針生先輩に一ゲーム取ったときなんか
ほんとにIH行けるんじゃないかって思ったりしたけど

それって結局
自分のこと見えてなかったってことなのかもな

猪突猛進な大喜は、はじめてその自分の長所を、ネガティブに捉えてしまっていて。

そうやって前だけ向いてがむしゃらに頑張るところが、大喜の良いところじゃん…

と思っても、なにも言うことができない雛でした。

そして個人戦の結果は、佐知川の兵藤さんが一位、針生先輩が二位というものでした。

全てのあと、バド部が帰宅する集団に大喜の姿はなく。

あれ大喜は?せっかく飯連れてってやろうと
と針生先輩が聞くと
帰ったよ、一丁前に凹んでんだろ
と部員。


あっそう
それだけ返す針生先輩でした。

帰宅する大喜は、いつまでも落ち込んでいられないと、はやくも切り替えて頑張ろうと思い直しています。

が、しかし。家について、空いていた居間のドアから見えたのは-
満面の笑みの千夏先輩。

大喜の家族が、
「インターハイまでに力付けないと」
「今日はごちそうね」

何て言っているのが聞こえます。

-よかった
千夏先輩、IH決めたんだ…!よかった、よかったぁ!すげー、すげーよ!有言実行させちゃうんだ、カッコよすぎる!

なのに、なのに、なのに-
だけど、俺は負けた

そう、荷物を置いて再び家を飛び出してしまう大喜。

負けたという事実が、改めて大喜の胸に重くのし掛かるのでした。

感想


衝撃的な前回の話から、今回。

雛は一人観戦していましたが、負けた大喜に良い言葉をかけられなかったようですね。

ここはヒロインらしくなにか、インパクトを残しておきたかったと思いますが…「落ち込んでいる大喜」というレアな姿になんと声を掛ければいいのかわからなかったのでしょう。

ちなみに雛と匡くんは、蝶野さん、匡くん呼びなのであんまり仲良くないんだーと今更ながら思いました。
あと、雛私服可愛すぎる。

そして針生先輩も、惜しくも敗北。

IHは終わりを迎えました。
ずっと引っ掛かっててなにかわからないことがあったんですが、今日わかりました。

バド部、あっさりしすぎ問題。
バド部の三年、ラストIHだったんじゃないの?いくらなんでも描写ゼロ過ぎない?ということです。

大喜たちの高校はスポーツ強いんだから、ある程度は部員がいるはずで、なのに針生先輩が二位になったことと大喜が敗けたこと以外情報が無さすぎる。

針生先輩が二位ってことはそれに敗けた栄明の三年生もいる可能性ありますよね。

さすがに泣いてる三年がいないのおかしいでしょ…皆頑張ってなかったの?と思いました。

ただ、それは今まで全く三年の描写をしてこなかったのが原因。

ずっと引っ掛かってましたがこれでした。「三年は?」

ジャンプのアンケート至上主義がこういうところに綻びを生みますよね。ストーリーの主軸以外を描写しているとアンケ落ちるから描けない、結果あとあと違和感が出てくる、みたいな。

ラストIH、全く三年がフォーカスされないのはいくらなんでも、と思いました。

例えば響け!ユーフォニアムって作品があるんですが、部活メインのストーリーだからというのを無しにしても描写しているキャラ幅が広い。

三年生だけでも、例えば、顎関節症で最後のコンクールに出れずマネージャーに転身したり。
受験を理由にコンクール目前でやめたり。
オーディションに落ちた三年を描いたり。

スポーツものでも同じく、引退がかかった「三年」って特別な存在なんですよ。
だからこそ、その描写は必ず活きるし、「ああ、青春だな」ってなるんです。

ですがアオのハコ、バド部の三年いないレベルです。大喜たち、関わり無さすぎです。

IHに何人行けるのかはわかりませんが、兵藤と針生先輩が行ったということは枠はあっても数人。

二年間一緒にやってきたはずの針生先輩も大喜のこと以外全く気にしてる様子ありませんし、何だかなあと思いました。

さて。家に帰って。
負けた直後は実感がない、千夏先輩の勝ちを知ってはじめて実感が湧く。
自分は敗けて、先輩は勝って。

これはテンプレートながらめっちゃ上手いですね。泣きそうになります。
大喜の感情の動きがそのまま伝わって来るようでした。

次週は先輩が大喜の敗けを知り、何をいうか、ですね。

あー、一週間長い!
というわけで、また次週!!

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