【ようこそ実力至上主義の教室へ0巻】要約、ネタバレと感想考察まとめ!ファン必読の一冊。

ようこそ実力至上主義の教室へ

よう実0巻要約

まずは0巻の重要な情報からまとめていきます。

・清隆の父篤臣は、目をかけてもらっていた政界の重鎮直江からホワイトルームの計画の責任者を任される。その過程で、今の高度高等育成学校の理事長である坂柳と、最近まで理事長をしていた月城を紹介される。

・紆余曲折の末、ついにホワイトルームの立ち上げに成功。一期生から三期生まで徐々にカリキュラム難易度をあげながら進めていく。そのカリキュラムは、篤臣が集めた裏世界の腕利きたちによってつくられたもの。

・そして四期生、ついに篤臣の子どもである清隆が参加することに。清隆は、篤臣の「自分の子どもがいれば信頼性の担保になる」という考えから参加することとなる。

・ちなみに清隆の母親が明かされる。篤臣が母親に選んだのは、足がつかず信頼が置けるという理由から、裏の仕事も頼んでいたキャバクラの女性だった。清隆の名前を付けたのもその女性で、入れ込んでいるホストの名前だという。

・清隆たちの四期生は、篤臣の希望により難易度が一番高い「ベータカリキュラム」を受けることに。当然次々脱落者が出る中、清隆は常に生き残り続ける。

・清隆の同期には、「雪」「志郎」というネームドキャラが登場する。雪の方はホワイトルームのベータカリキュラムを受けていながらおしゃべりで「笑うこと」ができ、志郎は清隆に次ぐ才納の持ち主。

・しかし、雪は残り四人となった段階で脱落。最後に残った志郎は「外の世界を見てみたい」という理由で自分から脱落を選択。その時に清隆も誘うが、「興味ない」と断る清隆。

・結局一人になっても淡々とカリキュラムをこなし、大の大人たちにも引けを取らない戦闘力や頭脳を備えていく清隆。しかし一方で感情の欠落が著しく、ホワイトルームのカリキュラム設計者たちは問題視していた。

・一方で、篤臣はホワイトルームの成長とともに自身の力も蓄えており、政界で華々しくデビューする日も目前かと思われた。しかし、突如直江が政界の第一線を退くことを告げられ、事実上の足切りを宣言される。同時にホワイトルームの停止も命じられた。

・なんとか直江に食い下がるも聞く耳を持ってもらえない篤臣。しかし、その胸には未だ消えない野心があった。

・直江からの支援が絶たれても、ホワイトルーム作成の過程でつくった人脈を生かし、融資を取り付けてなんとか運営を続ける篤臣。その融資者の中に、天沢、神崎、石上ら今の清隆と同じ学校に通う人物の親も多く存在した。

・その融資者を集めたパーティで、よう実本編で議論されていた神崎が清隆の父と同じセリフを使っていることへの謎が明かされる。パーティ参加者の子ども同士のいざこざに、神崎、石上らが巻き込まれたのちに、篤臣が神崎に向けていったことから神崎はその言葉を使っていたのだった。神崎が石上を知っているのも、そのあたりの繋がりからだろう。

・またそのパーティでは、天沢社長(一夏の父)がホワイトルームにもう一人子どもを預けていたこと、石上社長(石上京の父)が篤臣に「息子は政界に興味があるから縁があればよろしく」といっている描写などがあった。

・結局ホワイトルームは清隆の後八期生まで続くも、いったん凍結となってしまうことに。その過程で清隆は外の世界に連れられ、しばらくの後高度育成高等学校に入学することとなる。

・外に出た清隆は、ホワイトルームにより精神を病んでしまった雪と再会するも感情の欠片も感じさせない会話により周囲を戦慄させる。が、清隆は「俺の父親であるこの男は、感情が入り込んでいないと思っているだろう。それは大きな誤りだ。すべてのコントロールが上手くいっていると思わせた方が楽なだけだ。こちらが常に牙を研いでいる、そう悟らせる必要はない。」と内心で考えていた。

・ちなみに清隆の高度育成高等学校入学は、篤臣により仕組まれていたものだったことが判明する。「現状ホワイトルームの最高傑作である以上、その資格を有したことに違いはない。」そういう篤臣だが、清隆を高育に入れたのは、政治上での最大のライバルである「鬼島」が高育の管轄であり、弱みを探るためでもあるという趣旨の発言をしていたのだった。

その他気になる点

・ホワイトルーム脱落者のうち、親が判明しており引き取る気がある場合は親もとへ、それ以外は別の施設?に移されるらしい。

・ホワイトルーム凍結時にホワイトルームにいた子どもは、買収した児童養護施設に預けられている。

・会話によれば月城が理事長として清隆の前に現れることも既定路線だったよう。清隆の実力を測るため?

・坂柳有栖がホワイトルームに見学に来ていた描写あり。だが以前に出てきた会話をしていただけだったため(チェスを習いたい、才能は生まれたときに決まっているなど)とくに重要ではない。

・七瀬との関係も深く、清隆をホワイトルームに逃がした張本人であるとされている、松雄に関することは一切出てこなかった。清隆が外に出たのが14歳、そこから入学までの一年間の間に何らかの事件があったか、篤臣が画策したのか、そこら辺は不明。

・「雪」には妹がいるらしく、もしかしたらそっち関係で今後何かあるかも。→七瀬か椿の可能性が高い。見た目的に椿?

・篤臣は清隆を政治家として活用したいとほのめかしていた。

追記

・月城は清隆の父の部下というより対等な関係で仕事を依頼されていた。

・清隆の他の世代のホワイトルーム生は清隆を超えろと言われてきたが、意図的に清隆の実際の能力より低く見積もって情報を伝えられていた。→それが八神、天沢らが見誤った原因か。

・清隆の真のすごさは、一度目は周りよりも劣っても圧倒的な吸収力、学習能力ですぐにトップまで上り詰めること。実際に最初は周りに劣る描写あり。→「最後に」俺が勝っていればそれでいい。とはそういうことか

・シンプルに清隆は最強すぎてどうやっても今いる高度育成高等学校の誰にも負ける気がしない

感想考察

清隆の母親は気になっていましたが予想以上に衝撃でした。まあそこら辺は面白かったのでいいとして、今回の大きなポイントは「清隆の父親は清隆を高度育成高等学校から取り戻そうとなんてしていない」と明らかになったことでしょう。

要は清隆の感情の欠落を修正する一手として、また政治ライバルである鬼島への対抗策として、清隆は高度育成高等学校に入ったという事でしょう。坂柳理事長と篤臣も真っ向から対立していると思っていましたが、全くそんなことは無いようです。

また、ホワイトルームがどんな施設だったか、どんな子どもがいたか、どんなカリキュラムだったかなども詳細に明かされましたね。一応それが本編に直接関与してくることは今のところなさそうなので割愛していますが、気になる方はぜひお読みください。

神崎、天沢、石上らの出自も明らかになりました。八神などはわからなかったですが、これも大きなポイントでしょう。個人的に、篤臣の繋がりを考えると「高円寺」が出てきてもおかしくないなと思ったんですが今回はいませんでした。

ひとまずいったん読んだ感想としてはこんなところです。

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