金色のガッシュ2 6話
前回のお話はこちらから! 金色のガッシュ2 5話
ガッシュのザケルガでワイグを吹っ飛ばし、見事勝利かに見えた矢先。
「チッ、しょうがねえな」
ギルが動きだした瞬間、ただならぬ気配を感じた二人は、ラシルドを発動すると、戦いの最中に開けた天井の穴から皆を連れて脱出します。
しばらくして、清磨たちがゼリィらを逃がし終わると、ボロボロのワイグと、ギルがやってきました。
「どうだ、ガキどもは逃がし終わったか?一つ教えてやる。俺はもともとは人間だった。」
「そして、周りからはこう呼ばれていた。魔導師(ソーサラー)と。」
次の瞬間、ギルが呪文を唱えだすと、ワイグの体が変化し、炎の術をまとった巨体へと変貌します。
「ギル、時間は?」
「45秒、と言ったところか」
「おう、良い時間だな。最高の45秒にしようぜ」
「ガン・ロゥ」
すると、ギルの詠唱に合わせてワイグが術を放ちます。それはまるで清磨とガッシュの関係のようでした。
「ザケルガ!」
「ルカヴォール!」
その術に、遅れをとるガッシュたち。
「ワイグ!」
「おう、強え奴頼むぜ!」
「ガズリング・ジョルト!」
「おらあ!」
「ガウ・ギ・オーヴァ!]
「ラシルド!」
「ガッシュ!空へ向け!ザケルガ!」
一進一退の攻防を繰り広げる両者。
「ギル、あと何秒だ」
「15秒」
「ハハハハハ,充分だ。やれエ!!」
二人は渾身の一撃を放ちます。
―すまぬが、おぬしたちは、倒さねばならぬ!
「ザケルガ!」
「ボ・ルダー・オルグ・ワイグ!」
オオオオオオ!!!
「ザケルガ!!」
―あばよ、ギル。最高の45秒だったぜ
今度こそ、決着がついたのでした。
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