漫画が人生の一部になっているくらい読み漁っている僕ですが、今回はそんな僕が皆さんにぜひ読んでいただきたいオススメ漫画ラブコメ編をご紹介したいと思います。数ある中からすべてを紹介するのは膨大な文章量になってしまうため、誰もが知っているような有名なものは除いています。ただ個人の見解ですので、「この作品有名じゃん！」ですとか、「面白くないじゃん！」なんてことももしかしたらあるかもしれませんが、ご了承ください。
僕らはみんな河合荘(全11巻、完結済み)
早速僕が一番オススメしたい漫画です。ネタバレなしで解説していきます。
簡単にあらすじを説明します。
高校入学と同時に夢の一人暮らしを手に入れた主人公宇佐。趣のある下宿先、河合荘には同じ学校で一つ上の先輩、律も住んでいて、一つ屋根の下ラブコメが始まる―と、思っていた。しかし、そこに住む住人たちはどこか変わった曲者ぞろい。律も無口で不愛想でまったく宇佐を相手にしない。果たして宇佐は、恋を成就させられるのか！？
公式に、この作品は、ラブ3：コメディ7です。と銘打たれているだけあって、ギャグが本当に多い。小学生が考えたようなくだらないものから、これでもかと下ネタを詰め込んだものまで。僕も最初に読んだとき、これラブコメじゃなくてギャグ漫画じゃん！と思った記憶があります。ですが、まずギャグがめちゃめちゃ面白くて楽しめますし、ギャグが多いからこそ、たまに入るラブの甘さと言ったらもう…。巻を追うごとに成長するキャラクターも魅力の一つです。
ドロドロしたものではなく、ピュアな純愛が見たい！
ラブコメは好きだけど、あんまりずっとラブラブされるのは…
仕事や勉強で疲れて、少し息抜きしたい
なんて人は、ぜひ、一度読んでみてください。読めば絶対に、心がほっこり、温かくなります。
ちなみに、この作品の作者、宮原るりさんの別作品に、恋愛ラボというものがあります。こちらは4コマ漫画がベースになっていますが、キャラが魅力的で、かつしっかりラブコメもやっています。下ネタが苦手な人は、こちらの方があっているかと思います。興味がある方は是非ご覧ください。
ＧＥ～グッドエンディング～(全16巻、完結済み)
続いては、先ほど紹介した河合荘のような純愛では物足りない、もっとドロドロしたものが読みたい！というような方にピッタリのラブコメです。
本作の作者、流石景さんの作品では、ドメスティックな彼女の方が有名だと思います。そちらはご存じの方も多いのではないでしょうか。GEは、そのドメカノの前に描かれた作品で、ドメカノに負けず劣らずドロドロとした内容となっています。ラブ「コメ」かと聞かれると微妙な感じもしますが、一応そう定義させていただきます。
ではあらすじを紹介します。
大好きな晶先輩を、遠くから見つめているだけで大満足の内海聖志。しかし、そのことがクラスメイト・黒川 雪にバレたことで、片思いでよかったはずの恋が、急速に動き出す!! 恋に臆病な男子に送る、恋愛成就バイブル!!
僕はドロドロな作品はあまり好きではないのですが、タイトルが「GE～グッドエンディング～」ということで、紆余曲折しても最後にこの作品は良い結末を迎えるんだな、という安心感の元読み進めることができました。途中は本当にGEか？タイトル詐欺じゃないか？と疑ったりもしましたが。
ドロドロ物が好きだけど、最後はハッピーエンドがいい！
うまくいってばかりのラブコメはつまらない、色々なハプニングが欲しい
なんて方々、ぜひ最後まで読み切って、GEを迎えてみてはいかがでしょうか。
瀬尾公治作品(全5シリーズ、現在5シリーズ目連載中)
ラブコメを語る上で外せないのが、この作者、瀬尾公治さんの作品たち。
それぞれ同じ世界線で、別々のキャラクターが登場します。涼風が一作目、以降の作品にはそれまでの作品のキャラクターが登場します。ネタバレにつながるので詳しくは言えませんが、例えばいきなり風夏から読んでしまうと、君のいる町のキャラが出るところ、涼風のキャラが出るところがあまり面白くなくなってしまうので、ここで紹介した順に読んでいただきたいです。
シリーズによって少しずつテイストが変わりつつも、根底にある瀬尾公治ワールド。次第に上がる画力を楽しむもよし、前作からの繋がりを発見するもよし、純粋に別作品としてラブコメを楽しむもよし、各作品、それぞれ別の道(陸上、音楽、漫画など)で葛藤し、成長していく主人公たちを楽しむもよし。
ちなみに自分は、今のところ、風夏が一番好きです。人によってどの作品が好きかは分かれるところだと思いますが、がっつりラブコメを読みたい！と思っている方は、すべて合わせるとボリュームもたっぷりですので、年末年始や長期休みのお供にいいかもしれません。
とにかくラブコメが読みたい！
成長していくキャラクターに魅力を感じる
なんて方にオススメです。
世界か彼女か選べない(全9巻、完結済み)
まずはあらすじを紹介します。
中川光輝は、愛する幼なじみ・藤咲歩美への告白を決意。しかし、謎の美少女・神堂ひかりによる邪魔が入る。「彼女に告白したら、世界滅んじゃうよ？」神堂が明かす、歩美の秘密。そして歩美への想いを諦めさせるため、神堂が取った行動は……エロ仕掛け！？ 世界か、彼女か──。“究極の選択”ラブコメ、開幕！！
この作品の魅力は、キャラデザ。それに尽きます。とにかくキャラクターが可愛い。タイプの違う二人のヒロインを中心に、主人公が世界を救うため奔走します。正直言って、個人的に、ストーリーに関してはそこまで強い魅力を感じませんでした。もちろん、読むのをやめる程に苦痛なものでもありませんでしたが。ヒロインがあまりにも可愛いので、読み進めてしまったのかと思います。
また、先にあげた3作品がリアルな世界観でラブコメを描くものであるのに対し、この作品は、タイトルやあらすじからわかる通りファンタジーの要素も多少含まれています。
どうですか？表紙だけで惹かれませんか？金髪幼馴染と、黒髪ボブの優等生。僕はこれだけで読む価値があったと思いますね。
頭を空っぽにして、可愛いキャラを見たい
普通のラブコメには少し飽きてしまった
なんて方々、この作品必見です。
ちなみに、「黒髪ショートボブ」といえば、男性が最も惹かれる容姿の一つとして挙げられることも多いのではないでしょうか。
僕が読んできたラブコメ漫画で、その特徴に当てはまるヒロインが出てくる作品も、タイトルだけ紹介させていただきます。
恋と嘘
渡くんの××が崩壊寸前
クズの本懐
どれも可愛い黒髪ショートボブヒロインが登場します。好きな方はぜひご一読下さい。クズの本懐とかはちょっと有名かな。
久保さんは僕を許さない(全5巻、連載中)
まずはあらすじから。
その感情に“恋”と名が付く2歩手前…ヒロイン女子×モブ男子の、思春期スイートコメディ。高校1年生、白石純太は隣に居ても気づかれない、集合写真に写っているのに欠席だと思われて顔写真を合成される、そんな存在感ゼロの“モブ”男子。ところがクラスメートの“ヒロイン級”美少女・久保さんだけは彼を目ざとく見つけて、今日もちょっかいをかけにやってくる――。誰だって、誰かの特別になれる。でも、その感情に“恋”と名が付くには、まだ二人は少しだけ幼い。“ラブコメディ”の2歩手前。ヒロイン女子×モブ男子の思春期スイートコメディ、開幕っ！
「ラブコメの二歩手前」ってことはラブコメじゃないじゃん！というのはもっともなんですが、これ、今回の記事で挙げたものの中で一番甘々な作品です。もう、毎話必ずと言っていいほどニヤけてしまいます。だから実質ラブコメです。
近い作品で言うと、からかい上手の高木さんが挙げられるでしょうか。そちらは高木さんと西方のテンポ良い掛け合いが魅力だと思うんですけど、「久保さんは僕を許さない」の方はとにかく久保さんの可愛さに全振りした作品です。何をしても、何を言っても可愛い。流石ヒロイン級。だけどギャルっぽくなくて、清楚でおしとやか、そして意外と初心な一面も持っています。
一方、あらすじにも書いてある通り、男の子はいわゆるモブ男子。ですがだからと言って魅力がないわけではなく、真面目な良い子で僕はすごく好感を持ちました。彼のキャラが、この作品を縁の下の力持ち的に支えているように感じます。おそらく、彼がもっと主張の強いキャラだと、久保さんの魅力が薄くなったり、作品全体が違うテイストになってしまうんですよね。白石君、いい味出してます。
その二人が織りなすこの作品を形容すると、どうしても、「ラブコメ未満のラブコメディ」になってしまうのですが、ラブコメを読みたい！って方もしっかり楽しめる作品になっています。
ほのぼの日常ラブコメが読みたい
ゆるふわ系の女の子が好き
からかい上手の高木さんみたいな作品他にないかな
みたいなことを思っている方に、強くオススメしたいのがこの作品です。
終わりに
というわけで今回は、少しマイナーなラブコメ漫画5選を紹介させていただきました！
…といいつつ、5作品以上挙げてしまいました。申し訳ありません。ですが、ここであげた作品は、好みによりますがどれも本当に面白い作品ばかりです。どれか一つは絶対にハマると思います。気になる作品があった方、是非この機会に読んでみてください！そして感想やご意見、他のおすすめ作品などありましたら、どんどん教えていただきたいです。
それでは。
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